長い年月、部屋に引きこもってニートとして過ごしてきたダメ人間の私。
高校の教師には社会不適合者とよばれ、新卒の就職ではあぶれ、にっちもさっちもいかなくなったダメニート。
そんな私でも社会復帰が出来ました。まぁ、面接はかなり苦戦を強いられましたが結果オーライです。
社会不適合者のレッテルを貼られ、いらない人間呼ばわりされた私でもニートから社会人へと変わることが出来たのです。
つまり今現在、部屋に引きこもって外に出れないニートで社会不適合者の人でも、受け入れてくれる場所はどこかしらにあるということなのです。
私が社会不適合者の引きこもりニートから社会人へとなれたのですから、あなたも絶対に社会に出ることが出来ます。
面接を繰り返す中で、社会復帰するために必要だと思った2つの必須テクニックを紹介したいと思います。
ニート、社会不適合者が就職するにはどうすればいい?
引きこもりのニートで社会不適合者だった私が就職できたのは、面接の中で相手の反応を観察して受け答えの改善を繰り返したからだと言えます。
社会経験皆無の引きこもりニートが、面接を突破して就職を勝ち取るには場数が必要になります。
とは言え、いきなり面接を受けて経験を積め!と言っても難しいのがニートの現状です。
面接って怖いですからね……。人格否定されたり、圧迫面接されたりするかもしれないという恐怖に体が強張ってしまう。
私の場合、面接でいらない人間呼ばわりされた圧迫面接を思い出して頭の中がぐちゃぐちゃしてしまいます。
そのせいでなかなか一歩踏み出せないでいました。
なので、まずは一人で出来る面接に必須なテクニックの練習から始めて下さい。
社会不適合者であるニートが面接を突破するために必要なのは「発声練習」と「笑顔の練習」です。
この二つをマスターすれば、面接官への印象が抜群に良くなります。
部屋の中で何回も練習を繰り返し、模擬面接や本番の面接で自然とこなせるようになれば、社会復帰はすぐそこです。
私も本番の場数をこなす前には何回も面接の練習、一人練習や模擬面接などを繰り返しました。
普段他人と喋らない社会不適合者ニートが、なぜ就職できないかと言えば、「ハキハキ喋らないから」と「笑顔が足りないから」です。
「ハキハキ喋る」ことも「笑顔で話す」ことも、人と打ち解けるためには必要なもの。
しかし社会不適合であるがゆえに、他人との接点がことごとく存在しない引きこもりニートは、そのテクニックを自然に使う力がありません。
だからこそ、自然に出来るように練習を繰り返すしかないのです。
上記の2つができれば、例え面接での受け答えがちぐはぐでも採用される可能性は高まります。
面接官は話の内容よりも、「一緒に働いていけるかな?うちの会社で成果をだせるかな?」ということを見ています。
笑顔でハキハキ喋る人と、暗い顔でぼそぼそ喋る人では、どちらを採用するかなんてニートでも分かるでしょう?
社会不適合者が社会でやっていくためには「ハキハキ喋る発声練習」と「第一印象をよくする笑顔の練習」が大事。
まずはそこから始めましょう。
ハキハキ喋れるように発声練習をしよう!
ニートが喉を動かして声を発するときとはどんな時でしょうか?
私の場合、部屋に引きこもっているときに言葉を発することは皆無でした。
あなたはどうですか?声を出したのはいつごろですか?
社会不適合者のニートは人との接点がなさすぎて、言葉を発する機会というものがありません。
コンビニで「お弁当温めますか?」の問いにもとっさに声が出ない始末です。
そんなニートが面接で上手く話せるわけがありません。
喉は使わなければとことん衰えていきます。
日ごろから声を出すための訓練を繰り返してください。
まずは新聞やネットニュースを声に出して読み上げることから始めてみましょう。
早口ではなく、誰かにその話題を話して聞かせるようにゆっくりと、一語一語声に出してください。
今現在、社会で起きていることを知ることも出来ますし発声練習にもなるので一石二鳥です。
面接で「最近気になったニュースはなんですか?」の質問にも答えられるようになるので毎日10分でもいいのでやってみてください。
私がよくやっていた発声練習は本の音読です。
音読する本は「口語的な物語」が良いでしょう。
図書館で借りてくるなり、家にある本を片っ端から音読するなりしてみてください。
私が好きな物語は「動物農場」という寓話です。
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もともとスターリン主義を批判する内容の寓話なのですが、現代でも当てはまるストーリーで考えさせられる内容です。
社会にたいして言葉に出来ない不満があるなら、動物農場を一度読んでみてください。
自分の考えの整理に役立つはずです。
私はニートから社会に復帰するうえで何度も活用したのは次の滑舌上達ドリルという本です。
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私は面接に挑む前に、この本にのっている口のストレッチ、口の筋トレを常に行っていました。
滑舌ドリルはハキハキ喋る口を作るのに必読書です。キンドルアンリミテッドで読み放題の中に入っているはずなのでぜひ活用してください。
もしも、肺活量に自信がないのであれば、パワーブリーズという肺活量を鍛える器具をおすすめします。
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発声練習中に息が上がってしまうとか、ちょっと外に出るだけで息切れしてしまう場合は、息を吸うための筋肉が衰えている可能性が高いです。
一息で喋れる時間が短かったり、緊張すると息苦しいという場合もパワーブリーズを使って鍛えることで改善します。
私はこれを使い始めたときはレベル1でも息が吸えませんでした。ですが、レベル10に到達できるようになるころには、発声練習や模擬面接の時に息切れすることは無くなっていました。
最初はちょっと発声練習しただけでハァハァしていましたし、面接練習でも息切れで上手く話せませんでしたが、パワーブリーズで鍛えることでそれらが改善したのです。
社会不適合者のニートは、体のいたるところの筋肉が衰えています。喋るのに必要な肺活量も少なく、喉も衰え、あごの筋肉も衰えていてはハキハキ喋ることなんて出来ません。
ハキハキと喋るためにも発声練習プラス筋トレの方もしっかりと行いましょう。
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あごを鍛えるには上の器具を口にくわえて発声練習をすると効果的です。
よだれがダラダラと落ちてしまうはずなのでタオルを持ちながらやってください。
あごを鍛えることで、長時間喋っても顔の筋肉が疲れにくくなります。
ハキハキと喋るには筋トレも重要です。
筋トレ器具を買うお金がないのであれば、散歩や軽いジョギングから始めてください。
筋トレ器具があっても、ジョギングはニートの体を鍛えるのに効果的です。
社会復帰を目指すためにとにかく体を動かし、発声練習を毎日繰り返しましょう。
面接突破には笑顔が大事
社会不適合者が社会復帰するために、ハキハキ喋ることと同様に大事なのが「笑顔」です。
ニートと言うのはとにかく暗い!覇気がない!伏し目がち!
あなたはそうではありませんか?
そんな状態で面接を受けても受かるわけがありません。
笑顔がなく、何を考えているのか分からない、無表情で暗い人間を、面接官が採用するわけがないのです。
面接突破に必要なのは第一印象の良さ!
人は見た目が9割と言いますが、面接でも同じです。
この場合の見た目とはかっこいいとか悪いとかではなく、良い人そうな雰囲気。
例えば、詐欺師が暗い顔で近づいてきて物を売り込んでも騙される人はいないでしょう?
詐欺師と言うのは「良い人そうな雰囲気」を醸し出し、笑顔で近づいてくるから騙されるのです。
笑顔の人にたいして、心を許してしまう性質が人間には備わっています。
赤ん坊だって無垢な笑顔を見せることで大人の庇護を勝ち取っているのです。
笑顔というものは人間関係を円滑にするためのエッセンス。
ニートは笑顔をマスターすることで面接の突破率が格段に上がります。
ではどうすれば笑顔をマスターできるのでしょうか?
それは「鏡を見ながら口角を上げて前歯を見せる」練習をすることです。
面接中に笑顔を作ろうなんて考えても、緊張感が高まっているなか笑顔なんて簡単には作れません。
笑わなきゃ笑わなきゃ、と思っても笑えませよね。
ですが「前歯を見せる」ならばどうでしょうか?それくらいなら簡単に出来るのではありませんか?
緊張しているからといって「右手を上にあげてください」と言われて上げられない人なんていないでしょう。
それと同じく「前歯を見せる」だけなら緊張していても簡単に出来るのです。
笑顔を見せるのも、前歯を見せるのも、顔の形としてはほぼ同じです。
鏡を見ながら、いい笑顔になる「前歯の見せ方」を研究してください。
その笑顔の練習をし続ければ、どんな緊張感の中でもとっさに笑顔を相手に向けることが出来ます。
発声練習と合わせて、笑顔の練習も繰り返しましょう。
まとめ
社会不適合者のニートが社会に出るためには、ハキハキ喋ることと笑顔が大切になります。
面接での受け答えがどんなに完璧なものでも、無愛想だったりぼそぼそ喋ったりする人間は印象があまりよくありません。
ニコニコした明るい雰囲気ではっきり喋る人の方が面接の突破には強いのです。
面接の質問への回答ももちろん大事なのですが、面接官へ好印象を与える見た目と雰囲気のほうがどちらかと言えば重要。
面接官が一緒に働きたいとか、この人ならウチで上手くやれそうだ、と思えば採用される確率が高まります。
まずは社会不適合者ニート特有の「暗い雰囲気」と「ぼそぼそ喋り」を改善するために、発声練習と笑顔の練習を繰り返してください。
発声も笑顔も、やればやるだけ体に染みついていきます。
練習を繰り返して体に染みついたことは、どんな緊張感のある場所でも十分に発揮できます。
自分は社会からあぶれた社会不適合者のニートだ、なにやったって無駄なんだ……。
そんな風に腐らずに、一歩一歩前に進んでみてください。
長期間部屋に引きこもり続けたニートの私でも、社会に戻ることは出来ました。
私でも出来たのですから、あなたも絶対に社会に出れます。
小さな一歩でもいいので少しずつ前進してください。
そうすれば、必ず何かしらの道が見えてくるものです。
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