長期ニートで仕事も面接も怖い、働きたくない…。でも、大丈夫!

長期ニートで仕事も面接も怖い、働きたくない…。でも、大丈夫!

長期間ニートをやっていると、人と接することに対してのハードルがどんどん高くなっていきます。

ニートから脱出して仕事につかなきゃ!と思っても、面接への恐怖心が邪魔をして行動できずじまい。

 

さらに、人間関係についてのわずらわしさを考えてしまうと働きたくないという思いが強くなって現状維持に落ち着いてしまう。

そんなニート生活から脱出したいと思いませんか?

 

私が8年間にも及ぶ長期ニートから脱出した経験をもとに、ニートが抱える「働くことへの恐怖」の克服法をお教えします。

 

ニートが持つ仕事への怖さ、面接への怖さを分析する

仕事が怖い、面接が怖い、働きたくない。

ニートが抱える恐怖や働きたくないという思いは、分析してみると結局のところ「他人」に対する怖さです。

 

仕事が怖いのは仕事の中で上司や同僚などに怒鳴られたり、馬鹿にされたりする怖さ。

面接が怖いのは「面接中に説教をされるんじゃないか?空白期間をねちねち詰められたりするんじゃないか?」ということに対する怖さ。

 

働きたくないという思いは、職場での人間関係がどうなるのか不透明だからこそ、未知の場所へ近づきたくないという気持ちの表れ。

ニートが一歩踏み出せない理由はまだ見ぬ「他人」に対する恐怖ゆえです。

 

つまり、ニートからの脱出には「他人」に対する恐怖心を克服すればいいということ。

 

そのためには、少しづつでいいから人との接触を増やしていくしかありません。

私は「他人」との関係を少しづつ持っていくことでニートからの脱出の糸口を見つけることができました。

 

未知への恐怖心は、妄想によってどんどん肥大化していきます。

しかし、世の中にいる「他人」というものは、ニートが考えているよりも厳しい存在ではありません。

 

まぁ、中にはどうしようもなく人格否定や他人批判、ネガティブな発言ばかりの害悪な人種も存在します。

ニートは生真面目な人間や素直な人間が多いので、言葉を聞く価値の無い人間の発言にもいちいち一喜一憂してしまう。

 

それをまずは、やめましょう。

 

聞く価値の無い言葉というものが世の中にはあります。

ニートから脱出するためにネットで検索しているとよく見る「30超えた職歴なしのニートはどこも雇ってくれないから諦めろ」みたいなネガティブな書き込み。

 

そんなわきゃ~ない!

30超えても、ちゃんと探せば仕事はあります。

 

ただ、探すのに根気と柔軟な対応が求められるというだけです。例えば、求人サイトを通さないで直で電話して面接を申し込むとか。

 

ネガティブなことをネットに書き込む人間は、ただ単に頑張ろうとする人間の足を引っ張りたいだけの害悪な存在です。

そんな連中の言葉を鵜呑みにして落ち込まないでください。

 

ネットだけでなく、現実でも人の心を平然と傷つける人間に出会うことがあります。

あなたの人生において「価値がない人間の言葉」にいちいち反応してはいけません。

 

聞く価値がない言葉に心をかき乱されて、ふさぎ込んで行動することをやめてしまうのは間違っています。

聞くべき言葉は選びましょう。

 

本当にあなたにとって価値ある言葉だけを受け止めて、関わる人間を見極めてください。

 

ニートが抱いている「他人」への恐怖は、関わる必要のない人間の「聞く価値のない言葉」も受け止めてしまう素直さのせいです。

「他人」に対する恐怖を理解できれば、関わる人間を選ぶこともできるようになります。

 

人とかかわるうちに妄想の中で膨らんだ「他人」への恐怖心が思い違いだったということに気付けるでしょう。

人との接触を増やしてニートからの脱出を考える際は、以上のことを心にとめておいてください。

 

世の中、ニートにとって敵ばかりではないのです。

 

ニートで仕事も面接も怖い!働きたくない…。でも、大丈夫!

ニートが社会に戻るためには、人とのかかわりが大事になります。

仕事が怖い、面接が怖い、働きたくない、という思いも「他人」に対する未知ゆえ。

 

知らないから怖いのです。

知らないから怖いなら、知る努力を始めましょう。

 

まずおすすめなのは、若者ハローワーク(ヤングキャリアセンター)やサポートステーションという公的な就労支援サービスを利用すること。

埼玉県であれば、「若者自立支援センター埼玉」という場所もあります。

 

都道府県ごとに公的サポートの名前が違うようなので調べてみてください。

 

一つ注意点として、ただのハローワークを利用するのはおすすめしません。

 

なぜなら、私は近場にハローワークがあるからという理由で利用して、そこのおじさん職員に説教じみたことを1時間くらい言われてしまったから。

 

あの時の何とも言えない空虚な気持ち、帰り道をバスも使わずとぼとぼ徒歩で帰ったことを今でも憶えています。

「誰も味方ではないんだなぁ…。」という寂しさと、どうすればいいんだろう?という未来への展望がわからずに何日も落ち込みました。

 

頑張るために一歩を踏み出したのに、本人がわかりきっている説教を延々とされては萎えるなんてものではありません。

ニートは相談する相手をしっかりと選びましょう。私の二の舞になります。

 

ただのハローワークには説教おじさんがいる可能性が高いですが、若者ハローワーク(ヤングキャリアセンター)やサポートステーションには説教する人はいません。

 

若い世代を対象にした公的な就労支援事業にはプロの資格を持ったカウンセラーがいますので、そういった人たちは説教なんてしないのです。

就職へ向けた無料の講座も充実しているので、一度調べて参加してみたください。

 

カウンセリングには予約が必要で、だいたい2週間後くらいまで予約でいっぱいだったりします。

カウンセリングの予約をしつつ、無料講座で履歴書の書き方や応募書類の作成法、求人の探し方などを学んでください。

 

一人でもんもんと考えているよりも、カウンセラーの人に就職への不安、人生への不安について相談に乗ってもらいましょう。

人に自分の気持ちを聞いてもらえるだけでも、心の中の重荷が軽くなります。

 

しっかりと話を聞いてくれる人とのかかわりを持つことで徐々に「他人」に対する恐怖心も和らいでいくでしょう。

 

働きたくないという思いや、仕事、面接への怖さも「なんであんなに怖がっていたのだろう?」と思える日が必ずやってきます。

少しずつでいいので一歩ずつ行動してみてください。

 

カウンセリングの前に「自分の強み」を理解しよう

若者ハローワーク(ヤングキャリアセンター)やサポートステーションを使う際は、あなた自身のことをカウンセラーの人に知ってもらう必要があります。

あなたが何をやりたいのか、得意なことは何か、強みはどんなところか、将来どうなりたいのか、そういったことを話すことになります。

 

公的サポートを受けるときは、事前に自己分析や、経歴の確認などを行う場合があります。

確かヤングキャリアセンターを利用するときは今まで何をしていたのかとか、適職は何かをパソコンを使って検査したりとかをはじめにやりました。

 

ヤングキャリアセンターやサポートステーションでは今まで説教されたり、きつい言葉で詰められたりしたことはありませんでした。

そのへんは安心してください。

 

ですが、人前で自分のことを文字にして書き出すという作業はなかなか大変です。

 

何もしてこなかった自分に対して恥ずかしさもありますし、書くことが全く思いつかず途方にくれてしまい、手取り足取り職員の方にサポートしてもらったおぼえがあります。

自分のことをまったく理解していないことを人前で知るというのは、少々苦痛をともないます。

 

なので私のような苦い思いをしないために、事前に無料でできる性格診断を使って自己分析をやってみてください。

リクナビNEXT

リクナビネクストに登録することで無料で診断することが出来ます。

 

グッドポイント診断は、大手リクナビが転職希望者の就職率を上げるために作り上げた性格診断です。

あなたの長所を100問ほどの質問を通して発見してくれます。

 

結構問題数があるので落ち着いて挑める時間帯に挑戦してみてください。もちろんニートでも無料で使えます。

長所を単語のみで羅列するのではなく、自己PRなどに使えるような文章で出力してくれます。なので「そんな表現方法があるのか!使える!」と思い、自己PRや志望動機に一部流用させてもらいました。

 

公的な就労支援を受ける前に、自分一人でできる自己分析をやってみてください。

 

カウンセリングを受ける際にどんな話をしようかという目途も立ちますし、若者ハローワークやサポートステーションの利用をスムーズにもしてくれます。

自己分析は最初のうちは一人で行い、自己PRや志望動機などを練り上げる際は就労支援をしている人たちの力を借りるというスタイルがおすすめです。

 

初めから他人におんぶにだっこの精神で頼っていると、なかなか就職へはつながりません。

 

ひとりでできることは自分で行い、客観的な意見が必要な時にカウンセリングや職員の人に助けてもらいましょう。

 

あなたの強みをグッドポイント診断で発見して、自己分析をする。

リクナビNEXT

「強み」を理解した後の自己分析には、次の本がおすすめ。

カラー版 はじめたらやめられない自己分析ワークシート (中経出版)

本に書かれた質問を一つ一つ答えていけば自己分析が深まっていくタイプの本です。

なくても自己分析はできますが、面接で聞かれるであろう質問の事前準備にもなるので一度やってみてください。

 

一通り自己分析が進めば「カウンセラーの人に何を相談しようか?」とか「どんな仕事に自分は就きたいのだろうか?」という部分が少しづつ見えてきます。

その状態で就労支援を受けることで、ニートの社会復帰は近づきます。

 

焦らず、少しづつ進んでいけば必ずニートから社会に戻れます。

 

8年間も引きこもりニートをやってから社会復帰した私みたいな人間もいるのですから、諦めないで行動してみてください。

 

行動したニートだけが社会に受け入れてもらえるのです。

 

最後に、ニートで仕事が怖いなら場数が大事

ニートが仕事が怖い、面接が怖い、働きたくないと思うのは「他人」が怖くて、どう思われるのか気にしすぎているからです。

 

他人への恐怖心を乗り越えるには結局のところ場数が大事。

 

私も就職活動を始めて面接を受け始める前は、怖くて怖くて仕方がありませんでした。

 

ですが、5社目くらいからこなれてきて10社目くらいで緊張感や怖さは微々たるものになります。

何回も面接をすることで慣れてきた結果、面接は怖くなくなっていたのです。

 

最初は、本当に面接が怖い。あなたも怖いはずです。

説教されたらどうしようとか、人格否定されたら?圧迫面接だったらどうしよう。

 

最近はSNSが発展してくれたおかげで、圧迫面接や失礼な質問をする会社がかなり減っています。なので気にしすぎても仕方ありません。

もし、嫌な会社、嫌な面接官にあたってしまったら「ついてなかったな、でも糞みたいな会社に入社しなくて良かった!」くらいに思いましょう。

 

何回も面接を通していけば、嫌なところにも何度か当たります。気にせず行動を続けてください。

 

しっかりと自己分析を行い、カウンセリングを受けて自分の気持ちの整理ができていれば、ニートでもいずれ雇ってくれる会社に巡り会えます。

 

行動を続けたニートだけが、仕事に対する恐怖を乗り越えて社会復帰できるのです。

 

まずは、自分の「強み」を発見するグッドポイント診断をやってみて、それから公的な就労支援を利用しましょう。

リクナビNEXT

長期ニートだった私も何だかんだで社会に戻れました。

 

私にできたのだから、あなたも出来ます。

ネガティブにならずに前を向いて進んでみてください。

 

行動してみれば、意外とうまくいくものです。



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