私は8年間にも及ぶ長期間、部屋に引きこもって外に出ないニートでした。
職歴は全く無し!資格はちょっぴりあるけれど、まったくの役立たず……。
コミュ障で友達も恋人もいない、社会からのはみ出し者で、30代まで完全ニート。
世間一般で言えば「30代職歴なしニートはもう就職なんて無理だ」と廃棄民扱いされることでしょう。
ネットでネガティブな書き込みばかり見ていたせいで、自分に絶望し社会に絶望し、なんにもやらない行動できない日々が過ぎ去りました。
「自分はいらない存在だ。ニートがいまさら就職を考えても、もう無理だ。無理に決まっている」
毎日もんもんと悩んで苦しんでいましたが、そんな私も今は社会人です。
結論から言えば、「ニートで就職はもう無理だ!」なんて事はありません。ニートでもまともな会社に就職できます。
どうすればニートが就職できるのか。そのヒントを今悩んでいるニートに届けたいと思います。
ニートに就職はもう無理だ、なんて勘違い
ネット上では「長期ニートを雇う会社なんて無い」という冷たい書きこみが溢れています。
ですが、そんなことを書きこむ人たちは何ものでしょうか?元ニートでしょうか?それとも企業の面接官?
素性のよく分からない人のネガティブな書きこみを真に受けてはいけません。
本物の企業の面接官が、ネットに書き込みなんてするでしょうか?
毎日忙しく働いて、仕事が終わったら自分の生活があり、仕事に必要な勉強もしなければならない。それが社会人です。
まともな社会人であれば、ネットに書き込みする前にやることがたくさんあります。
私が会社に就職してわかったのは、ビジネスマンは1文の得にもならないことはやりたがらないうことです。
ネットでネガティブな書き込みしているよりも、自分のビジネスに役立つことがやりたいと考えています。
他人の足をひっぱるしか能がない「他人」の意見を、ニートは一切聞く必要はありません。
ネガティブなことを発言する人は、人生に悩んでいるニートにとって害悪以外の何ものでもありません。
いっさい関わらず、言葉を聞き入れないでください。
ニートに就職が無理だなんて嘘っぱちです。
まともな仕事につけないとかも、人のやる気を削ぐための嘘です。
ニートはネットの情報を鵜呑みにしてはいけません。
狭い人生観と、人の足をひっぱる嫌らしさを兼ね備えた、どうしようもない人たちがたくさんいます。
ネットの情報を見て「どうせ自分なんて就職できるわけない。いらない人間なんだ」と腐らないでください。
なにも、就職するだけが生きる道ではありませんし、ニートであろうと人手が欲しい会社はいくらでもあります。
職歴なしで30代をむかえ、長期間ニート状態だった私でも社会に戻ることは出来ました。
腐らずに行動すれば、ニートでも必ず道は開けます。
ニートが就職を考えたとき絶望するのはなぜ?
ニートが就職しようと考えて、まずやってしまうのが「求人を見る」ということです。
私の経験上、いきなり求人を見るとたいていのニートは絶望します。
自分にできそうな仕事がまったく見当たらない。資格も経験も職歴も、何もない。
自分が働く姿が想像できない……。
そんな絶望感を味わったことはありませんか?
私はニート期間中は毎回、求人を見るだけで絶望感を味わっていました。
ですが、当然ではありませんか?ニートは社会経験が無いのだから自分に何が出来るかなんてわからないに決まっています。
少ない人生経験で結論が導き出せるわけがないのです。
「無知の知」を知ってください。
今のあなたが、自分の働く姿を想像できないのは知識も経験も足りないからです。
仕事なんてやってみないと出来るのかどうかはわかりません。
やる前から出来ないと決めつけて絶望するなんて間違っています。
人生はチャレンジしないと分からない。
やる前から絶望せずに、「やってみないと分からない!」と自分に言い聞かせましょう。
長期ニートで就職は無理だと思っていたが何とかなった!
私がニート状態から就職が出来たのは、自己分析を徹底したためです。
就職先を探すうえで、自分の「強み」を理解しているかどうかが鍵になります。
リクナビネクストに登録することで無料で診断することが出来ます。これを活用しない手はありません。
大手リクナビが転職者のために作った無料のサービスで、ストレングスファインダーの無料版の様な存在です。
自己PRや志望動機にも使えそうな文章が診断として出されるので、自己分析の手がかりとして役立ちます。
無料で出来る診断テストとしては右に出るサービスはありません。
グットポイント診断でわかった、あなたの「強み」から過去のエピソードを引き出し、自分の事を誰よりも深く理解してください。
自己理解こそ、ニートが就職するために絶対に必要なことです。
ストレングスファインダーというのは、有料のWEBテストで「強み」を理解するのにこれ以上ない診断と言えます。
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ストレングスファインダーの本を買うことで1回分のWEBテストが受けられるので、はじめての場合は本を買った方がテストを受けやすいと思います。
グットポイント診断よりもさらに詳しくあなたの「強み」の理解に役立ちます。
「強み」の理解は自己分析へのきっかけにすぎません。
診断結果を生かすかどうかは、あなたの活用次第です。
なんの手がかりもなく、自己分析をするよりも上記の診断で得たあなたの「強み」を軸に人生を振り返ってみてください。
その際、自分への質問集として以下の本がおすすめです。
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なくてもいいのですが、自己分析をするときに何らかの質問があったほうが人生を振り返りやすいので使ってみてください。
とくに最後の「面接編」の質問は、就職活動をはじめるときに参考になる質問です。
面接対策としても使える本なので一冊持っておくといいでしょう。
ニートが就職できないのは、だいたい自己分析が甘いからです。
人生における軸、自分の「人生の目的」を理解できたなら、圧迫面接をされようが嫌な対応をされようがへこたれることがなくなります。
自分はどんな「強み」があるのだろうか?その「強み」を補強する過去のエピソードは何だろうか?
自分は何が好きで、何が得意で、どんなことに興味やおもしろさを感じるのだろうか?
ニートである期間を使って、自分と向き合ってください。
自分の事を知ることは、自分の心の防衛にもなります。
自己分析をおろそかにしたままで就職活動をはじめてしまうと、途中で挫折しやすくなります。
世の中には、人のことを食い物にするタイプの嫌な奴や、否定ばかりする嫌味なヤツなど、ほんっっっっとうに!嫌な奴が大勢います。
そういう人たちに人生の邪魔をされないためにも、自分の軸の部分をはっきりさせる自己分析が必要なのです。
まずは「強み」を理解するために、無料で出来るグットポイント診断から始めてみてはいかがでしょう。
ニートで就職は無理だと絶望せずに自己評価を上げろ!
自己分析こそニートが就職するのに必要なことですが、それと並行してやらなければならないことがあります。
それは「自己評価」を上げることです。
「ニートである自分が就職するなんてもう無理だ」と絶望するのは自己評価が低いせい。
自己評価を一番簡単に上げるおすすめの方法は、「夜寝る前にその日にあった良かったことを3つ挙げる」というもの。
スリーグッドシングスという自己心理療法の一つで、私も実践してきましたが確実に効果があります。
良かったことは何でもいいです。例えば「ご飯が美味しかった」とか「朝、ちゃんと起きれた」とか「買い物してきた」とかささいなことでも大丈夫。
行うのは夜、寝る前が効果的で朝起きてからやっても効果はないそうです。
良かったことは3つくらいでよく、10個も20個も良かったことを挙げても意味はないという実験結果があります。
ノートに書き出す方法でも、指折り数える方法でも、どちらでも効果が期待できます。
自己評価が低く、いつも自己否定をしてしまいがちなニートこそ、このスリーグッドシングスを試してほしい。
私はこのスリーグッドシングスをはじめてから、ネガティブなことを考えたり、自分を責めて鬱っぽくなったりすることが確実に減りました。
自己評価が低いと感じているニートはぜひ試してみてください。
・ニートの辛い気持ちを改善!漠然とした不安と焦りを解消する方法。
ニートが甘い考えで関わると就職が無理になるサービス
私が自己分析をしっかりとやらずに、ネットの情報に騙されて利用してしまったのが「転職エージェント」という存在です。
はじめに警告しておきますが、ひきこもりのニートが就職するために「転職エージェント」を利用するのはいったん考え直した方がいい。
ニートは切羽詰まっていておんぶに抱っこの精神で「転職エージェント」に助けを求めがちだからです。
転職エージェント側からすれば、「しめしめ、馬鹿なカモがネギしょってやってきたぜ(笑)」という感じで利用されます。
せっかく就職しようと行動を始めたのに、自分の報酬のことしか考えていない担当者に当たってしまうと散々振り回された挙句、特定派遣のエンジニアという未来の無いブラック企業に就職させられてしまいます。
全ての担当者がそうではありませんが、私が初めて利用した転職エージェントの担当者はそれでした。
ニートが就職を考えたとき、ネットで情報を調べるかと思います。
そのときに1番目に出てきたサイトで熱烈におすすめしていたのが、その転職エージェントでかなり有名なところでした。
・ニート失敗談。初面談でわかる転職エージェントのハズレ担当者。
他にも転職エージェントを利用しましたが、あそこほど人の事を見下して、人の人生を狂わせることに躊躇がない転職エージェントは知りません。
まさに、「現代の奴隷商人」といった感じでした。
ひきこもりのニートは、自分の就職を助けてもらおうと「おんぶに抱っこの精神」で転職エージェントを利用しないでください。
自己分析をしっかりやって、自分の事を誰よりも深く理解した状態であれば、うまく転職エージェントを活用できるようになります。
転職エージェントの中には、人の人生を報酬に変えようと必死な企業もあります。
そんなところにつかまって、良い様に言いなりになってしまうと本当に就職が無理、という状態になってしまいます。
ニートは赤の他人に就職を助けてもらおうという考えを捨ててください。
親兄弟でも親戚でもない「転職エージェント」が、ニートに「無料」で就職先を斡旋してくれるわけないでしょう?
転職エージェントはどこからお金をもらっているのか考えてください。
求人を出している企業からでしょう?
転職エージェントが味方するのは「利用者」である求職者ではありません。
利用者という「カモ」を、企業という鍋の具材をまつ「お客様」のもとに案内するのが転職エージェントの仕事です。
転職エージェントは活用すれば役に立ちますが、全面的に利用者の味方ではないということを理解してください。
この点を肝に銘じておかないと、手ひどい目にあいます。
本当に気を付けてください。
ニートが就職はもう無理だと絶望したら相談しろ!
私は転職エージェントに頼って「就職先を探そう、就職相談にのってもらおう」としましたが手ひどい教訓を得ることになりました。
あの時は本当に絶望の真っただ中でした。
「誰も自分を助けてくれる人なんていないんだ……。」という味方不在の状況に目の前が真っ暗になっていました。
寝る前には言いようのない不安で手がガタガタ震えて、よくわからない涙が止まりませんでした。
そんな時に利用したのが、サポートステーションというところの心理カウンセリングです。
公的機関が行っている就職へ向けたサービスで、転職エージェントのように営利目的でないので強引な就職強要などはありません。
むしろサポートステーションは求人紹介もないので、純粋に就職活動に対する不安や悩みの相談にのってくれます。
「就職は無理なんじゃないかな……。」という不安で押しつぶされそうならば、公的機関が実施しているカウンセリングを積極的に利用してください。
ひとりで抱え込んでいるよりも、誰かに話を聞いてもらえたほうが、気持ちに雲泥の差があります。
サポートステーション、もしくは若者ハローワークであるヤングキャリアセンターで無料のカウンセリングが受けられます。
住んでいる地域ごとに異なるので、調べてみてください。
私のように気持ちが沈んで、よくわからない涙が流れてしまう人はサプリを試してみてください。
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医者が処方する薬のように劇的な改善が見込めるわけではありません。
ですが、気持ちがどんどん落ちていくのを一定のところで抑えてくれる、そんな効果が感じられます。
言いようのない不安に襲われ、朝まで涙が止まらずに眠れなかった。そんな人にこそおすすめします。
まとめ、ニートに就職はもう無理だ、と絶望したら読んでください。社会に戻るための準備
ニートは就職なんて、もう無理だ。とネットではネガティブに書かれることがありますがそんなことはありません。
しっかりと自己分析を行って毎日、自己評価を高める習慣を付けていけば就職を勝ち取るチャンスを掴みとることが出来ます。
ニートは自分に自信を持って、就職活動を続ければいつか必ず就職できます。
とにかく行動するしか、ニート生活を脱出することは出来ません。
ニートが就職なんて無理だ、と毎日絶望していた私でも就職できました。
30代で職歴なし8年間もの長期間、引きこもりニート状態だった私でも社会に出ることが出来たのです。
私が出来たのだから、この記事を読んでいるあなたも絶対に就職できます。
行動するかどうかはあなたの自由です。
一歩踏み出してみれば、意外と世の中なんとかなるものだとわかります。