長期間ニートやっていると問題になってくるのが空白期間の長さ。
これは引きこもりのニートが社会復帰を考える上で、常に邪魔になる問題です。
なんせ、世間は空白期間がある人間を信用しません。
どんなに人手不足を語っても、空白期間の長いニートが面接に来ればそこをつつきます。
空白期間を許さない社会の風潮のせいで、ニートは社会復帰が上手くいかない。
本当に厄介な問題です。
雇う側は、最低限の賃金で質の良い労働力が欲しいという欲張り具合。
だから空白期間があるニートは、キズもの品としての評価をされてしまうのです。
しかし、キズもの品を「訳あり商品」として売る方法が世間にはあります。
その方法を空白期間が長いニートにも応用してみてはどうでしょうか。
要は「納得できる理由」があればいいのです。
長期間の空白期間があるニートが、社会復帰するためには空白期間に対する説得力が必要となります。
馬鹿正直に空白期間の説明をしてはいけません。
今回はニートが直面する空白期間の対処法に関して紹介します。
私はこの方法で就職できたので、あなたも絶対に就職できます。
長期間の空白があるからと言ってあきらめる必要はありません。
なぜ、ニートは空白期間の理由を話してはいけないのか?
あなたはなぜ、空白期間があるのですか?
人それぞれ、いろんな理由があるだろうと思います。
私は新卒での面接で、人格否定といらない人間扱いされてから、面接に恐怖を感じてしまい、それ以来就活が上手くいきませんでした。
結局就職できず、バイトとして働いていたのですが、ブラックすぎて数か月で退社。
就職活動をしなくちゃ!と思いつつも行動に移せず、あれよあれよという間に8年もの歳月がたっていました。
実際、面接は何度か受けていたのですが、どれも空白期間の説明で上手くいかずに不採用。
今でこそわかるのですが、空白期間の説明に相手を納得させるだけの理由が不足していたのが原因です。
空白期間に関しては、様々な理由があるでしょう。
しかし、正直に空白期間を説明しても面接を突破できません。
正直者は面接でつらい思いをするだけです。
正直者だけが負ける現実。正直は損
就職面接と言うのは企業と個人の化かしあいです。
求職者は自分を高く買わせようと、盛りに盛った履歴書、職務経歴書を作成します。
求人を出している企業は、見栄えの良い求人内容を掲載して人を集めようと必死です。
どちらも完全なる嘘をついているわけではなく、大なり小なり事実を盛っている。
そう、嘘ではない。だが、正直者でもない。
ニートはそんな就職活動の中に、真面目で正直な気持ちで挑んでしまう。
だから、もみくちゃにされてしまうのです。
ニートは自分の事を受け入れてくれる場所を就職先に求めてしまいます。
その際に馬鹿正直に自分のことを話してしまう。
不採用なら自分を拒絶された気持ちになり、自信が喪失。
採用されれば自分を認めてくれたのだと、超ブラックでも恩を感じて倒れるまで働くことになる。
ニートはまず、就職活動に正直者になりすぎることをやめるべきです。
空白期間の説明も同じ。
馬鹿正直に理由を語ってしまうと、批判をする面接官にいたぶられます。
空白期間の説明を正直にして批判されれば、それはあなたの人生を批判されたことになるのではありませんか。
正直に語らず、嘘で塗り固めた人は批判されても行動を続けて採用を勝ち取り、正直に話した人は自信を失って部屋に引きこもる。
バカらしい現実です。
「いやいや、自分は正直に話して就職できた。嘘をつくべきではない!」と言う人がいるかもしれません。
ですが、正直に話して上手くいった人はただ、運が良かっただけです。
長期間の空白期間に悩んでいるニートは、正直に話すのではなく「相手を説得するにはどうすればいいのか?」を考えてください。
その際、噓も方便と割り切った方がいいでしょう。
ちょっとの真実が含まれていれば、厳密には嘘ではありません。
嘘をつくのが嫌だというなら、真実を付与して厳密には嘘ではない空白期間の理由を作りましょう。
長期間の空白があるニートが社会復帰を果たすには、馬鹿正直さからの卒業が必要です。
タダの正直は損であるという事を肝に銘じてください。
雇う側の気持ちを考える
雇う側からすれば、空白期間が長い人間は警戒する人材でしょう。
すぐ辞めてしまうかもしれないし、何か後ろ暗い理由を抱えているかもしれない。
空白期間とは社会との関り、社会からの信頼が無い期間なのです。
雇う側が空白期間のあるニートを雇いたがらないのもしかたありません。
リスクのある商品をわざわざ買わないのと同じです。
では、どうすれば空白期間と言うマイナスの理由があるニートを雇ってもらえるでしょうか。
その答えは単純です。
「何かをやっていたことにすればいい。」
何にもしないでぼぉ~と何年間も過ごしていた人間をプラスに評価するわけがありません。
ですが、納得できるだけの空白の理由があれば、面接を突破する確率が上がるのです。
雇う側も、空白期間があってもしっかりとした理由があれば安心して雇えるのです。
何も理由が無い人間と、理由がある人間では、後者を雇うに決まっています。
では、空白期間の理由はどんなものにすればいいのでしょうか。
ニートの空白期間に納得できる理由を添える
私が使った手法は「親の事業の手伝いをしていた」です。
まぁ、ほぼ手伝っていないのですが、ちょっとした手伝いをしたなら嘘ではないでしょう。
親が何か事業をやっているなら積極的に利用していきたい理由です。
どんな仕事内容なのか、どんなことが大変だったか、どんなことを学んだのかなど、想定される質問の準備はしっかりとやりましょう。
そうすれば、相手を納得させて空白期間の言い訳として成立させることが出来ます。
自分の親は個人事業ではない、というならフリーランスで働いていたことにしてはどうでしょう。
私もやっていますが、月に5万円くらいであれば家に居ながらにして稼げます。
ライティング案件であれば初心者でも受注できますし、難しい仕事ではありません。
個人事業として働いていたが上手くいかなかったから、就職することにした。という理由なら空白期間の理由として十分ではないでしょうか。
今の時代は、クラウドワークスやランサーズなどで個人で仕事ができる時代です。
あなたも実際に案件を受注して1円でも稼げば、フリーランスと言えます。
空白期間の理由として嘘ではありませんし、自分でお金を稼ぐ感覚は決して無駄になりません。
あまりおすすめではないのですが、資格勉強をしていたというのも空白期間の理由として使えます。
なぜおすすめではないかと言うと、就職先と資格に関係が無いと何の評価にもならないのと、勉強だけしていたというのは印象があまりよろしくないからです。
自分はこれこれこういう理由で、この仕事に就きたいから資格の勉強をしていました!
という熱のある理由を語れるなら、資格勉強を空白期間の理由として使ってもいいでしょう。
その際、空白期間があまりに長すぎるといろいろと突っ込まれるので注意が必要です。
資格の難易度が低い場合や、資格に合格できていない場合もマイナス評価になりやすいので空白の理由としては弱いと言えます。
就職先の仕事に必要な資格で、その資格に合格しているなら評価されるのでケースバイケースと思ってください。
雇う相手側からみて、空白の理由に納得できるかを常に考えてみましょう。
馬鹿正直に「何もやっていませんでした。ずっとニートでぼぉ~っとしていました。」では就職できるわけがありません。
本気で社会復帰したいなら、空白期間の「納得できる理由」を練り上げてください。
ニートは空白期間よりも未来の可能性を見せる!
ニートはあまり空白期間にネガティブになる必要はありません。
面接官が納得できる空白の理由を提示できればじゅうぶんです。
完全な経歴詐称や学歴詐称をした場合は、あとで大変なことになるかもしれません。ですが、バレない範囲の空白理由の嘘ならついてもかまわないと私は思います。
嘘も方便。それに重要なのは過去の空白期間ではなく、これからの未来です。
ニートが面接を突破するには、空白期間の説明よりも将来性の方が大事だと認識してください。
将来自分はどんな人間になりたいのか。仕事を通して実現したい未来の姿を面接で語りましょう。
空白期間の理由をどんなにとりつくろっても、採用に直結する理由とはなり得ません。
結局、過去は過去。
あなたの未来を切り開くのは、どんな人間になりたいのかを語れるかどうかが大事です。
空白期間に後ろ向きにならずに行動しましょう。チャンスは必ず訪れます。
まとめ
ニートにとって空白期間の理由をどうすればいいのかが、面接に挑むうえでの最大の試練となります。
ですが、空白期間に関しては面接官が納得できる内容であれば構わないと思います。
実際、私が就職したときは空白期間の質問はさらっと聞かれただけでした。
ニートは空白期間の説明におびえる必要はありません。
雇う側の気持ちを考えて、空白期間の理由を練り上げれば大丈夫です。
後は、自分の将来性に関してを面接で語りましょう。
仕事を通してどんな人間になりたいのか、将来はどんなふうになりたいのかを語ることが出来れば、採用にグッと近づきます。
私の様な8年にも及ぶ長期間のニートでも社会復帰は出来ました。
あなたも空白期間についてネガティブになりすぎず、行動してください。
引きこもりのニートから社会復帰するなんて、難しいことではないですよ!
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