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[評価・感想]木曜日のフルット

木曜日のフルット  漫画の評価、感想、試し読み

作品名木曜日のフルット
作者石黒正数
出版社秋田書店
巻数既刊6巻
ジャンル猫不思議日常
アニメ×
エロ要素×
  
おすすめ度★★★★★
ストーリー★★★★★
絵のきれいさ★★★★
キャラのかわいさ★★★★
個性豊かなキャラクター★★★★
世界観★★★★
エロス

作品紹介

 半ノラ猫のフルットと半飼い主である鯨井早菜を中心とした1話2ページのゆるい日常漫画。ペットショップから逃げ出して自由を手に入れたフルットは、働かずにぷらぷらしている鯨井早菜に拾われる。フルットはアウトローなノラネコのつもりでいるが、鯨井早菜に定期的にエサを貰うなど、ノラなのか飼い猫なのか微妙な半ノラネコ。
 そんなフルットと鯨井早菜がおくる日常をノラネコ社会と人間社会から描く作品。

作品の感想

 漫画「木曜日のフルット」は「それでも町は廻っている」で有名な石黒正数によるショートギャグ漫画作品。週刊少年チャンピオンで連載されており、一話が見開きの2ページのみで終わるため雑誌では味気なく、単行本ではテンポのいいギャグマンガです。

「木曜日のフルット」の登場キャラクターは、ペットショップから自由を求めて逃げ出した、半ノラネコのフルット。そのフルットを拾った、半飼い主である鯨井早菜。この二人のキャラクターを中心にネコたちの社会と、人間の社会のゆるい日常の物語を描くショートギャグマンガで、ほとんどのキャラクターが三頭身のデフォルメキャラです。

「木曜日のフルット」に登場する鯨井早菜は「それでも町は廻っている」のキャラクター紺先輩に似ていますが、まったくの別人です。紺先輩は猫を飼っていますので、鯨井早菜と被る部分はありますが、性格が全く違いますし、生きてきた環境も違います。パッと見似ているだけの関係性です。

 鯨井早菜は、家賃を払えず、働かず、パチンコやマージャンなどのギャンブルに溺れるダメ人間。ケチでお金に汚く、働かないでどうにか楽に生きていきたいと考えていて、なんだか共感を覚えるキャラクターです。楽して儲けようとする必死さや、貪欲すぎる部分など人間味あふれていて、石黒正数の作品の中でも結構好きなキャラクターのひとりです。

 フルットは、もともとはペットショップで生活していましたが、自由を求めて外の世界へ逃げ出します。結構、頭のいい猫で、毛布やおもちゃを巧みに使って、ペットショップを逃げ出すのですが、途中で力尽き、鯨井早菜に拾われます。

 鯨井早菜は貧乏なため、フルットをしっかり飼うつもりはなく、気まぐれで餌をあげたり、冬に暖房代わりに使ったりと、フルットを適度に活用します。そのため、フルットは半ノラネコとして、仲間の野良猫たちと餌を探したり、釣りをしたりして生活しています。

 この漫画は、鯨井早菜を中心とした人間側の日常と、フルットを中心とした野良ネコ側の日常を描きます。ネコもデフォルメされたキャラクターで、猫同士で会話したり、釣りをしたり、縄張り争いをしたりと、結構多忙です。

 現実よりのストーリーだけではなく、宇宙人が登場したり、おかしな道具をはんぺんと交換する商人が登場したり、不思議な物語も描かれます。

 物語としては少しブラックなオチがありますが、デフォルメされたキャラクターのため、ブラックさが薄められていて、多少暗いオチも笑って読むことが出来ます。

「木曜日のフルット」の物語は見開きの2ページほどで一話が終わります。なので、非常にテンポが良く、気軽に読むことが出来る漫画です。ただその分、連載によるページの蓄積が遅いので、単行本になるまで時間がかかります。単行本でこの漫画を読む際には、物語をパッと読めて、しっかりとオチがつくので、隙間時間をつぶすのに最適な漫画作品です。

 デフォルメされたキャラクターの愛くるしさや、シュールな世界観は石黒正数の作品ならではだと感じます。「木曜日のフルット」はテンポよく読めて、物語のオチも面白いので、誰にでもおすすめ出来る漫画です。

 疲れた気分を切り替えたいときや、隙間時間をつぶしたい時などに、この「木曜日のフルット」はぴったりの漫画です。ユーモアの効いた面白い漫画ですので、ぜひ読んでみることをおすすめします。

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