Booksphere

[評価・感想]漫画アシスタントの日常

漫画アシスタントの日常  漫画の評価、感想、試し読み

作品名漫画アシスタントの日常
作者大塚志郎
出版社竹書房
巻数既刊3巻
ジャンル漫画アシスタント日常
アニメ×
エロ要素×
  
おすすめ度★★★
ストーリー★★★
絵のきれいさ★★★
キャラのかわいさ★★★
個性豊かなキャラクター★★★★
世界観★★
エロス

作品紹介

 漫画家を目指して日々、技量を積み重ねていく五百住志歩。様々な漫画制作現場で修羅場をかいくぐり、時には漫画家の頭にインクをぶちまけ、怒りもぶちまける。作画でのテクニックや、心構え、処世術、そして漫画家を目指す人間の苦悩と絶望が入り乱れる。漫画制作の裏側の「アシスタント」にスポットを当てた異色作。

作品の感想

 「漫画アシスタントの日常」は大塚志郎による漫画作品。登場人物が漫画家を目指す作品は数あれど、漫画アシスタントの日常にスポットを当てた作品は少ないので面白く読める作品です。ストーリーは漫画アシスタントとして数々の修羅場をかいくぐってきた主人公が、持てる技量を駆使して漫画で生きていこうとあがく物語です。

「漫画アシスタントの日常」は、はじめの1、2巻では殺伐とした漫画アシスタントのストーリーが展開していきますが、3巻以降の話は、漫画の技術講座みたいなストーリーになります。漫画アシスタントの日常作品としてスタートしたのに、いつの間にか漫画の細かいテクニック紹介みたいな話が始まってしまい、当初求めていた作品像とはだいぶ様変わりしていきます。

 事細かくパースについてや、背景の描き方などの説明をしますので、漫画家志望の方には参考になるのかもしれません。ですが、殺伐とした漫画アシスタントの苦悩と現実に関しての物語を読みたい人にとっては、テクニックについて延々と語られても面白くありません。

 漫画の描き方講座ではなく、漫画アシスタントの日常作品として物語を読みたい場合は3巻からテーマが少し変わって拍子抜けします。1巻当初の殺伐としたアシスタント業を渡り歩く、主人公の物語をもっと書いて欲しかったです。漫画アシスタントとしてのネタが切れはじめたため、仕方なくテクニック紹介やらのストーリーを展開し始めたのでしょうが、正直つまらないです。

 漫画の技術に関して「へぇ、そうなんだぁ」と思える部分はありますが、テクニックについての話がとにかく長い。1巻当初の、漫画家の頭にインクをぶちまける破天荒な主人公をもっと描いていけばいいのに、主人公は巻が進むごとに丸くなっていきます。女の子たちが和気あいあいと漫画について語るのもいいのですが、当初の作品の雰囲気とはだいぶ様変わりしていってしまいました。この漫画は2巻までで完結してしまった方がよかったのではないかと思えるほどに、3巻からストーリーの内容が様変わりします。

「漫画アシスタントの日常」は一巻の時の方が主人公のキャラクターが立っていますし、物語も面白いです。キャラクターの表情なども鬼気迫る感じや、困惑、怒りといった感情を上手く表現していて、上手いです。ですが、キャラクターに関しては巻が進むごとに小ぎれいになっていきます。女の子の登場人物たちが増えて、絵が可愛くなっていきますが、味のない絵になっていきます。

 この作品「漫画アシスタントの日常」は、2巻までならばじゅうぶんに楽しめます。3巻からは漫画テクニックを学びたい人は読めばいいと思いますが、教科書のようにだらだらとキャラクター達に語らせるストーリーは、かなり退屈で詰まらない作品に成り下がっています。

 作中で主人公が漫画はネーム(話)が一番大事で、二番目がキャラクターだと語っています。「漫画アシスタントの日常」は、3巻からそれらがイマイチになってしまい、せっかく2巻までは面白かったのに残念な漫画になってしまいました。ですが、1巻と2巻での漫画アシスタントの仕事内容や苦悩にスポットを当てたストーリーは面白く描けています。なので、2巻まではおすすめ出来る漫画です。それ以降はこの作品「漫画アシスタントの日常」を読んでから決めてはどうでしょうか。

この作品の関連商品

おすすめ情報

Kobo Aura ONE コミックEdition

Apple iPad mini 4 Wi-Fiモデル 128GBアップル タブレット PC 単体 新品

Kindle Oasis (Newモデル) 32GB、Wi-Fi、電子書籍リーダー

Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi 、ブラック


おすすめ漫画特集

ジャンル別

ページのトップへ戻る