Booksphere

[評価・感想]グランクレスト戦記

グランクレスト戦記  漫画の評価、感想、試し読み

作品名グランクレスト戦記
作者水野良・四葉真
出版社白泉社
巻数既刊3巻
ジャンル異世界戦記
アニメ2018年放送
エロ要素×
  
おすすめ度
ストーリー
絵のきれいさ★★★★
キャラのかわいさ★★★★
個性豊かなキャラクター
世界観★★
エロス★★

作品紹介

 史上初めての皇帝聖印が誕生すれば、世界から混沌は消え人類に平和が訪れるはずだった。二大勢力トップの嫡子が婚礼し世継ぎが生まれれば、覇権争いは終着する。二つの聖印が統合し、皇帝聖印が誕生することで…。だが、その婚礼の場に混沌が収束し、顕現するデーモンロード。前触れもなく出現した強大な存在に、二大勢力のトップ二人が力を合わせるが、一瞬でくびり殺され、デーモンロードは闇へと沈んでいく…。大陸を二分する大戦乱を放浪の君主テオと魔法師シルーカが駆け抜ける。

作品の感想

 この漫画「グランクレスト戦記」は富士見ファンタジア文庫で刊行されているライトノベルが原作。原作者は水野良、作画担当は四葉真。四葉真という作画の人は、もともと成人誌である快楽天ビーストで活躍されていた、みくに瑞貴という方です。「グランクレスト戦記」の作画は、はっきり言って文句のつけようがないほどに上手いです。人物に建造物、魔物、あらゆるものが緻密に描かれ、作画のレベルの高さに驚かされます。

 それに引き換え、物語は低レベルで古臭さが隠し切れていません。お粗末なストーリー展開の連続で、作画の良さでも覆い隠すことのできない、つまらなさをまき散らす作品です。キャラクターの作画は非常に優秀で、女の子は可愛いですし、筋肉質の男も、老人もしっかりと、書き分けが出来ていてこの作品にはもったいないほどの作画レベルです。登場人物の作画は非常に良いのですが、どのキャラクターもまったく魅力的ではありません。

 なぜかと言えば、ストーリーに問題があるとしか言えません。知的なキャラクターのようで、大した策略を巡らせることがなかったり、君主のくせに短絡的過ぎたり、強者だと見せかけてそれほどでもなかったりと、なんだか全体的に魅力のないキャラクターしかいません。作画が良いので女の子たちは可愛くて見た目は魅力的ですが、どのキャラクターも物語の中でイマイチ感情移入しにくく感じます。作画担当の四葉真が、以前は成人誌で描いていたせいか、相手を見下す態度の女の子の絵が非常に魅力的。ほんとに絵は上手くていいんですが、物語の展開が難ありです。

 この漫画作品は「グランクレスト戦記」というタイトルですが、戦記といえるような物語とは感じません。王道と言えば聞こえはいいですが、あまりにもテンプレートのように物語が進むので、途中で確実に飽きます。最初の方に、城に攻め込んでくる軍勢と戦う話がありますが、その話ではなぜか、敵を殺さないように立ち回ります。まるで、敵が味方になることを見越したかのように、敵を殺さないのです。しかも、軍勢を相手にするのに、戦う味方のキャラクターたちは、たったの3人。戦記をタイトルで名のるのだから、せめて自軍の采配くらいふるう場面を見せてほしかったです。

 2018年には「グランクレスト戦記」はアニメ化するようです。こんな詰まらない物語をアニメで見てもしょうがないと思いますが…。しかし、物語の演出を上手く変えたら、王道のテンプレートみたいな作品ですし、面白くなるのかもしれません。

「グランクレスト戦記」は、どの登場人物もストーリーを進めるための舞台装置のように、魅力がないので、ひとりひとりの物語を掘り下げていけば、もっと良くなるのかもしれません。少なくとも漫画版は3巻まで読みましたが、まったく面白くありません。正直、絵だけはいい駄作です。

 タイトルに戦記とあるため、戦記物を期待すると、がっかりします。物語は盛り上がりに欠けますし、キャラクターの魅力も低い。本当に、作画だけしか褒めるところのない漫画作品になっています。

「グランクレスト戦記」は正直、おすすめできない漫画作品です。作画担当の絵が好みなら買ってもいいですが、物語に期待しない方がいいでしょう。今後どうなっていくのかは分かりませんが、3巻まで読んでストーリーは面白みに欠けます。女の子の絵は可愛いし、表情豊かなので、それだけがこの漫画の救いです。

この作品の関連商品

おすすめ情報

Kobo Aura ONE コミックEdition

Apple iPad mini 4 Wi-Fiモデル 128GBアップル タブレット PC 単体 新品

Kindle Oasis (Newモデル) 32GB、Wi-Fi、電子書籍リーダー

Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi 、ブラック


おすすめ漫画特集

ジャンル別

ページのトップへ戻る